ZODIAC auto windゾディアック 自動巻 ハーフローターアップライトの全数字インデックス、そして針すべてに金メッキが施されています。文字盤の端ぎりぎりまで伸びる、
リーフ形状の分針が良い感じを醸し出しています。分針、秒針は先がしっかりと曲げられています。文字盤全体が経年変化ですこし変色をしています。
フラッシュを焚いて正面から文字盤を撮影してみました。上の写真では分かりにくい、針のめっきはがれや文字盤のくすみが
わかります(拡大すればより顕著になります)。オークション出品などで小物を撮影する際、フラッシュが禁忌であるのは
このためでしょう。
裏ぶたです。自動巻、対磁・耐震・防水機能があると刻印されています。スクリューバックなので、もし今実用したとしても、
生活防水くらいは期待できると思われます。
裏ぶた(内側)です。だれの得になるかはわかりませんが、ペルラージュ仕上げが施されています。少なくとも持ち主だけは得をした
気分になれます。
ムーブメント全景です。ハーフローターの自動巻です。バンパー式と呼ばれることもあります。左側に見える扇型の錘が180度
往復運動することで、巻き上げが行われます。1940〜50年の時計にはこの方式をもつものが見られますが、巻き上げ効率が悪いため、
近年では用いられていません。
テンプはチラネジ付きです(写真では稼働中なので分かりにくいですが)。ヒゲぜんまいはきれいに青焼きされています。
パラショックが使われているので50年代製と思われます。
実はこの時計、入手したときには金張りのケースでした。ただ、かなりはがれていたので、時計店にて銀メッキを
かけなおしてもらいました。しばらく実用していたところ、緑青のようなものが出てきたので、現在はお休み中です。
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