B-Barrel auto wind

ビーバレル自動巻レギュレーター

レギュレーター独特の複雑な文字盤。12時側のサークルが「時」、6時側サークルが「秒」、センター針が「分」を表します。ローマ数字、アラビア数字が混在。5分ごとのミニッツマーカーはアップライド。40mmを超える大柄な時計です。

誰が何と言おうと、この時計の元ネタはポールピコに違いないのです。よく文句言われなかったなぁ。本家は針が青焼き（1回しか見たことがないので不確実）ですが、今回紹介の方は銀色なので若干視認性は悪いです。

サークル内には同心円の模様（彫り）がありまして、この値段帯（一万円台）としてはまずまずがんばって作ってあるのではないでしょうか。まあ、ビーバレルは作りがいいことで有名なので、いまさら驚くほどのことではないでしょうが。

風防はミネラルガラスで、ボックス型のものが付いています。それほど厚みはありません。

標準装備の5連ジュビリータイプのブレス。ジュビリーブレスはロレックスのブレスの名称だと思いますが、他のメーカーのもそのように呼んでいいのでしょうか。

ムーブメント全景。全体にコート・ド・ジュネーブが施されています。地盤にはペルラージュ。どちらも大量生産くささを感じさせる仕上がりです。ねじは自分で青く焼きました。

特に紹介するところもないようなので、ムーブの中でも一番カラフルな部分をズームしてみました。ローター付け根（右下）は他より高さがあるのでピンボケしております。テンプは耐震装置付き。日差30秒くらい。

この時計は既にB-Barrel公式サイトには掲載されておらず、在庫を持っている店も少なさそうです。大事に取っておいて、たまに使おうかと思っています。